中学受験に挑戦するわが子のサポートとして、毎日欠かせないのが「お弁当」。成績アップや合格に直結する魔法のような食材はないけれど、勉強に集中できる体と心を整えるための食事はとても大切です。今回は、休憩時間10分で食べれるお弁当が食べたいと兄アリからのリクエストにこたえて実際にわたしが作った「中学受験生向けお弁当」を紹介しながら、脳の働きを助ける食材についても解説していきます。

今日のお弁当
・豚肉と玉ねぎの焼売
・人参シリシリ
・ワカメおにぎり
・きゅうりのぬか漬
豚肉と玉ねぎの焼売【豚肉で集中力UP!】
使用食材ー豚肉・玉ねぎ
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれていて、これは脳のエネルギー源(ブドウ糖)を効率よく使うために欠かせない栄養素で、集中力を長時間キープするにはぴったりの食材です。さらに玉ねぎに含まれる「アリシン」は、B1の吸収をサポート。手作りシュウマイなら、余分な油を控えられてお弁当にも最適です。
人参シリシリ【目の疲れ&リフレッシュ効果!】
使用食材ー人参・ツナ・鰹節・卵
にんじんのβカロテン(ビタミンA)は、目の疲れを防ぎ、暗記や長時間の問題演習にも効果的。ツナと鰹節には良質なタンパク質や鉄分が含まれていて、神経の働きを助けたり、気分の安定にも役立ちます。卵黄に含まれるレシチンが脳を活性化し、脳の神経伝達物質の材料となるコリンは脳の集中力を高めて、記憶力のアップにつながるだとか・・・兄アリは魚が苦手です。もちろんツナ缶もダメですが、唯一人参シリシリのツナだけは、美味しいと食べてくれます。
ワカメおにぎり【脳の代謝や神経の働きを助ける!】
おにぎりは、脳の主なエネルギー源となるブドウ糖(炭水化物)を補給できる大切な存在。さらに、ワカメにはヨウ素やカルシウム、食物繊維が豊富で、脳の代謝や神経の働きを助ける効果があります。
きゅうりのぬか漬け【集中力UP!】
腸の状態と集中力・感情には密接な関係があるといわれているそうです。腸内環境を整えて脳の働きも良くして集中力UP!ぬか漬けは乳酸菌がたっぷりで、食物繊維も摂れる発酵食品。シャキシャキ食感で「よく噛む」ことで脳の血流もアップします。
食事も”受験の味方”になる!
子どもが塾でふたを開けるお弁当。そこに「応援してるよ」の気持ちと、ちょっとした栄養の知恵を込めてあげるだけで、子どもにとっての心の支えになります。作る手間にはなりますが、夕飯と同じメニューにしてしまえば負担も軽くなります。勉強は本人の努力が一番。でも、食事で“土台”を整えてあげるのは、ママにできる大きなサポートだと実感しています。これからも、無理なく続けられる「脳にやさしいお弁当」を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。兄アリはいつも「このお弁当は愛情こもってる?」と聞いてきます。まだ母を必要としてくれています。いつまでこんな可愛いセリフを言ってもらえるかわからないので、今を楽しみながら作っています🎶

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